エッ! ふたつめの小中一貫校? 文教委員会で、小中一貫校問題の報告がありました。新たにわかったのは、現在、具体的に進めている大崎地域の計画のほかに、大井地域にも一貫校を造っていくということでした。大崎地域の教育効果もみないうちに新たな計画はいかがなものかという意見が、自民党議員の中からも聞かれます。すすめ方や教育のあり方などの点で、情報を十分に提供し一緒に考えて勧めるべきだと思います。 区教委は、「小中一貫校は、(各ブロックに)一定数は必要。大井地区にすすめていく。」と文教委員会で発言。計画案1は、伊藤中学校と原小学校、計画案Aは、鈴か森中学校と鈴が森小学校だといいます。 すでに、七月二日と二十九日の二回、地域の連合町会長とPTA会長、校長を対象にした説明会を開いています。 六月三十日の委員会では、1案の伊藤中・原小のラインですすめていくという報告でしたが、PTA関係者が反対したので、2案の鈴が森中と鈴が森小に変更になるという風の便りが聞かれます。八月二十六日の文教委員会の報告が注目されます。
なぜ一貫校なの? 区教委の資料によると、子どもたちの現状は、生活上の決まりや学習方法などに違いがあるため中学校に進学するときに不安や戸惑いをかんじたり、小学校で認められた個性や能力、興味・関心を継続しにくいなどの課題があると指摘しています。それを、解消するために九年間の一貫教育で確かな学力を身に付け、個性や能力を伸ばすための計画だといいます。 そうであるなら、一貫校を選択しない子どもはどうなるのでしょうか。全ての子どもを対象にして、今ある課題を解消する努力をしてほしいと思います。 区は、一貫校計画を関係者の一部の意見を聞くだけでなく、多くの区民に説明し、意見を聞くべきだと思います。子どもたちの置かれている状況を変えなくてはと、だれでも考えているはずですから、この計画でいいのかも含め、意見を伝えていきましょう。 |