学童保育クラブは就労保障するものではない 区の発言に父母から怒りの声 八月に開かれた厚生委員会で、区はとんでもないことを考えていることがわかりました。38ヶ所ある学童を17年度末までに全廃することを明らかにしたのです。「安心して働けない」の声が広がっています。 品川区は、学童保育クラブを国が制度化する38年前から親が働いているために放課後一人ぽっちにならないよう施設を整備し、健全育成と位置付けて取り組んできた事業です。現在は、1747名の子どもたちが38箇所のクラブで制化しています。異年齢の集団でさまざまな活動をとおして社会性、協調性、忍耐力、意欲などが身に尽きます。少子化時代にもかかわらず希望者は毎年増え続け、定員の88%もオーバーしている所もあります。 「移行」というがすまいるスクールと学童保育クラブは目的も性格も違う ところが、自民党議員が数年前から学校の空き教室を利用してやれ、留守家庭の子どもだけでなく一般家庭の子どもも対象にしてやれ――などと学童の事業を縮小するよう求め、今回の廃止のレールがつくられました。 そのような中、八月二六日の厚生員会で区が明らかにした内容は次の通りです。
学童保育とすまいるスクールは目的も機能も違うので『移行』というが事実上は廃止と同じことです。学童保育の担当課長に学童の職員はどうなるのか、すまいるの職員配置はどうかと聞いても、教育委員会の仕事になるので「わからない」と答えるほどそれぞれが無責任な姿勢です。 学童は就労保障ではない もうひとつ許せない課長の答弁がありました。「学童保育は就労保障するものではない」と学童保育事業そのものを担当課長でありながら否定する発言をしたのです。 5年前、児童福祉法に「昼間、保護者が家庭にいない」児童に対して「遊びおよび生活の場」を与える学童保育事業が位置付けられました。長い間の運動がようやく実ったのです。課長答弁は、国にも学童保育の制度化を願った父母にも背を向けるものです。また、2010年までを想定した『品川区長期基本計画』の7つの品川プランの第1に位置付けている「子育ての楽しさをひろげる品川プラン」にも反するものではないでしょうか。 子育ての楽しさをひろげるのではなく、困難な状況を区が作っているのですからひどい話です。
一般質問 9月25日 鈴木ひろ子議員 午後1時40分 いよいよ、区議会定例会が始まります。区民にとって切実な問題などを調査、懇談などして質問の準備に当たってきました。
第二日目の一般質問は南恵子が行ないます。
議会でどのように議論されているのか、各政党はどのような意見を表明しているのか、区長は議員の質問にどう応えるのかなど、みなさんの関心の深いところだと思います。 どなたでも傍聴できますので、ぜひお出でください。
9月27日(土)午後1時半 八潮地域センター 日本共産党 演説会 とき 10月1日(水) バスがダイエー前午後4時半出発 |