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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2003年11月23日発行
第800号


川崎市のわくわくプラザで事故
品川区のすまいるスクールの安全はだいじょうぶ?

 川崎市で実施している「わくわくプラザ」に通っていた小学一年生の児童が二階から転落して、頭蓋骨骨折という大事故が発生しました。
「品川のすまいるスクールは大丈夫なのか」という不安の声が聞こえてきます。

問題点残したまま学童を廃止 ――川崎市

 川崎市は学童保育事業を廃止し、替わりに今年4月から学校の校舎を使って全児童対策事業(わくわくプラザ)を開始しました。そこで遊ぶ子どもたちの安全がきちんと確保されるのか、利用する児童数に合わない狭いスペースで過ごすこと、指導する職員数が少なくことなどいろいろな問題点を残してスタートしたようです。それだけに関係者に大きな衝撃を与えています。

品川区も学童保育を廃止し「すまいる」に

 品川区は学童保育クラブを利用する父母たちから、「廃止しないで」という大きな反対運動が広がっているのに、強引に廃止を決めました。来年度から2年間で、全小学校内に「すまいるスクール」を設置します。すでに活動している「すまいる」、準備中の「すまいる」などいろいろです。しかし、川崎市と同じような問題点が解決されないままです。
例えば、放課後を過ごす部屋の広さと職員配置の問題です。学校によっては200人以上も登録し、それぞれが学習やスポーツなどいろいろな活動を選択して過ごします。しかし、専任の職員は一人だけであとは出勤日や勤務時間もバラバラな非常勤です。系統的な遊びやグループになって取り組むなどの活動がどこまで出来るのかわかりません。今の子どもたちは、集団で遊ぶことが出来なくなっているので、学童保育などの集団活動は貴重な存在といえます。

ケガも事故もないように

 川崎の事故は、夕方4時ごろ2階の窓から転落したといいます。この時間、指導員はひとりも二階にいなかったようで、かねてからの心配が的中したようです。また、転落する窓の下には非常用のはしごの入っている箱が置かれていたようで、なぜここにあるのか、子どもが置いて遊んだのか、事前の施設の安全は点検はどうだったのかなどの疑問もあります。

 品川区の場合、専任指導員は一人だけ、学校の体育館や校庭も使用できるようになっているものの、使用中は職員が付いていなければな
りません。それが十分可能なのか不安のあるところです。また、逆に雨降りの日は全員が室内で過ごします。6年生の授業で体育館や校庭を使用していれば当然つかえません。こんなときはどうすればいいのか、明らかにされていないため不安が増幅します。

 区は、この残念な教訓を生かし、事故が発生しないよう万全の体制をとるよう強く求めます。

大森駅水神口に
自転車駐輪場アンケートにご協力ください

 チョットした用事で出かけ、駅前に自転車を置いて帰ってきたときに、『放置自転車』として八潮保管所に持っていかれ大変苦労した――という声が寄せられて1年経ちます。

 この問題を改善するために、まずアンケートで実態をつかもうということになり、駅前で配布したり、周辺の地域のなかで聞き取り調査をしています。

11月23日(日)にあらためて大森駅前でアンケートを取りますが、読者の皆さんにも簡単な調査なので、ご協力をしていただけますようお願いします。