待機者720人の解消こそ急務 特別養護老人ホームの待機者720人という品川の現状の中で、「15年も介護しているけれど限界。特養に入れないか。」など切実な声をよく聞きます。 「やっぱり特養をつくろう」「都南病院跡地に特養を」という署名が広っています。日本共産党も全力で応援しています。
品川区内にある特養7ヶ所に入所している方は572人。その他に他の自治体に70のベットを確保し、そこで生活をしていただいています。また、以前からの経過で入所しているところもあわせると、とくようのベット数は約900です。 しかし、品川の高齢化率は18・16%、年少人口をはるかに越えています。したがって、特養の申し込みが増える一方という現状です。 切実な願いをどのように改善するのか 大事なことは、その現状をどのように改善するのかです。高齢になり、家族の援助なしには暮らせない方をどう支援するかということはかなり大変です。 介護保険制度になったもののサービスはお粗末ですし費用の負担も大変です。自宅で介護するにも、ベットなど必要な用品を置くやスペースなどの問題もあります。 やっぱり特養をつくってほしい 区は、「特養ホームは計画的に造ってきた」といい、新たに建設する意志は見せません。しかし、23区中12番目で、決してすすんでいるとはいえません。 わが党は、繰り返し『特養をつくれ』と議会で取り上げてきましたが、残念ながら前進せずにいます。 しかし、増設を求める運動が昨年からひろがっています。 都南病院跡地に造ってほしい 大井町駅のそばにあった都南病院が廃止され、現在は空き地になっています。 地域の方たちは、ここに特養施設を作ってほしいと願っています。 国も自治体も跡地利用の計画は持っていませんので、住民はマンションなどが建ってしまったら大変――と心配し、「病院として残せないのなら、高齢者施設を造ってほしい」と、急いで特養ホーム建設の署名を始めました。 区民の強い願でもあるこの署名は、多くの方たちの支持を得られるのではないでしょうか。また、私たちが区民から聞くもっとも強い願いのひとつでもあります。 ケアホームは月30万円もかかる 区が造っているケアホームは、毎月30万円もかかります。一方、特養ホームは約6万円とこんなに違います。その他に諸雑費も必要です。 このことからも、費用負担は選択の際の大きな条件になっていることがわかります。 区が、特養は造らないというのは、区民の願いを受け止めようとしない冷たい姿勢です。 都南病院の跡地は、厚生労働省が管理しています。自治体が名乗りを挙げれば優先的に対応するといいます。区が、その姿勢をしっかりと持てば条件は十分にあるのです。 署名をたくさん集めることは、その意味でも大事です。ぜひ、ご協力ください。
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