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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2004年2月29日発行
第812号


平均1万円 3年連続で
保育園保育料値上げに
なぜ? 区は子育て支援を打ち出しているのに
なぜ? 世の中不況で所得が減っているのに

 品川区は、来年度から保育園の保育料を23区で唯一値上げすると発表しました。

  平均的な保育料は月額で29200円ですが、来年度の値上額は9%上アップなので、31900円になります。3年間連続して上げ続けると、94800円の負担増になります。驚きです。払い続けられると思うのでしょうか。

え!なんで今値上なの?

 区は、来年度の予算に『子育て支援を大きな柱にした』といって自慢しています。

 しかし、働きながら子育てをする若い世代の生活は、決して楽ではありません。長時間労働だったり、休日出勤したり、パートでも2つも3っつも掛け持ちしないと生活できないほど低賃金だったりという状況です。

  このような現状を、どこまで認識して保育料値上げを決めたのでしょうか、おおいに疑問です。 

今までは23区共通で決めていた(保育料)

 保育料は、これまで23区共通で決めていました。革新都政時代から、保育所などを増設したり、保育料を据え置いて 共働きを応援してきましたが、革新ではなくなっても、共通事項にしてきたのです。しかし、品川区はその共通体制を率先して藪ったということです。だから、『子育て支援』というのに偽りありです。

保育料値上げ反対の声広がる

 区は、区民に受ける政策は意識的にマスコミに発表するものの、保育料値上げは発表しませんでした。

 この問題を知った保育園父母たちは、急いで署名を作り、議会に提出しようと広げています。大きな反響がでていると聞きました。
南も応援します。


えっ!ダイオキシン汚染物を八潮で焼却 パート3
住民集会で「嫌だ」が多数

 調べるほどに疑問がいっぱいになるダイオキシン問題。色々な方に聞くと、「やめてほしい」「何とかならないのか」という声が圧倒的です。連合自治会にも頑張ってもらいたいものです。

連合自治会長会で 区が説明 (2月12日)
処理量を少なく説明

 2月12日に開かれた連合自治会長会に、品川区の環境課長が出席して、「焼却施設の解体にともなう廃棄物の品川区内での処理について」の説明をしました。 

 その時の説明によると、処理量は一般廃棄物25・8トンとしているようですが、実際は東京都所管の産業廃棄物分もありますので、219・2トンです。また、処理時期は「来年1月頃」というだけです。これも実際は、1月から10月までの10ヶ月にわたることを明らかにしていません。 私たち住民にとって、量や処理期間はもっとも知りたい情報です。正確に説明しないのはどのような理由なのでしょうか。八潮の住民にとっては、区の所管も都の所管も両方が燃やされてその影響を受けるのです。区の扱う数字だけしか話さないのは、不信を作るだけであり、止めるべきです。

シンシアに説明をも とめ訪問が 中止に

 「2月20日に訪問したい」とシンシアに申し入れましたが、前日の19日の夕方、社長室広報のO氏より「事務的ミスで受け入れできなくなりました。」と断りの連絡がきました。南は、日を改めてもいいこと、また、大森の本社に伺ってもいいと話しましたが、「今後は書面で」とのこと。訪問は受け付けないことを暗に言っているようでした。

 会社創業以来、いつでも見学に来てください――を売りにしていたはず。

 情報公開の姿勢を変更したのでしょうか。

品川区とシンシアは
八潮の住民に説明を

 品川区は、説明会を求められれば開くと繰り返し話しています。

 そこには、シンシアはもちろん、大阪・豊能の施設組合などにも来てもらえるようです。

 シンシアが焼却処理をはじめる前に、直接、説明を聞いて、ダイオキシン汚染物とはどういうものなのか、処理方法はどうするのか、量や運搬方法などについてしっかり聞いて確認しましょう。 

 自分たちの健康は、自分たちでまもらなければいけない時代になってしまいました。 連合自治会にも、一緒に取り組んでもらえるように、働きかけていきましょう。