乳幼児医療の所得制限撤廃を求め 3月1日の厚生委員会で、乳幼児医療費の所得制限撤廃を求めたわが党の条例改正提案が審議されました。結果は、自民・公明が否決しました。 8回も提案を続け 何とか実現させたい 今日、乳幼児医療費の所得制限をつけているのは品川区だけ。足立区は今年の4月からはすしますから、全ての就学前の子どもが対象になります。 品川区は、かなりの所得がある人も対象だから所得制限は外さないといいますが、多くの区民の切実な願いになっています。 区長は、「福祉の施策だ」とよく言います。しかし、今日的な「福祉」とは、すべての住民が対象になっており、ドイツ・フランス・イギリス・イタリア・カナダでは大人を含む全国民の医療費が無料で、スウエーデンは20才未満です。世界の状況からみると、区長の考え方は貧しいものに施しを与えるという救貧思想で、古い時代の考え方です。 議員の仕事は区民の願いを実現させること 区民の願いを受け止め、何とか応えようと今回も提案をしましたが、自民党委員は、対象となる所得についてと、必要な費用について、予算修正をするのかなどの質問をしました。公明党委員は、ひと言も発言せず反対しました。その理由は「古い資料なので判断できない」。なんとお粗末な理由でしょうか。 公明党のホームページを見ると「一貫して訴え続け」と書いてあります。そうであれば、わが党の提案に賛成こそすれ、反対にはならないと思うのですが・・・。反対のための反対で、ここには区民の願いを汲み取ろうとの意志はまったく見当たりません。 小学6年生までの拡大は大賛成(来年度予算) 区は、所得制限はそのままにしながら、年齢拡大を小学6年生までに広げました。大賛成です。 所得制限の撤廃を求め、引き続き頑張ります。 パート4 えっ!ダイオキシン汚染物を八潮でしょう焼却? 八潮に住んでいる方たちに『ダイオキシン汚染物』の話をすると、驚いて、「何で八潮なの」「困る」など大半の方が『異議あり』と答えます。この問題はオープンにしてこそ住人の不安解消が図られます。区とシンシアに真摯な態度が求められます。 3月1日の区民委員会で、南はすべての議題が終了した後に、シンシアでのダイオキシン汚染物処理について区の担当である環境課長に経過と現状について説明を求めました。 ダイオキシン問題は、八潮の住民だけでなく、品川区民におおいに関係する問題なので、委員会として知らなかったでは済まされないからです。 課長は、「この場での説明は遠慮させていただきたい」と、答弁を避けました。 事前に断らず急に言ったので譲歩し、委員長に「取り上げていただけるように、検討してほしい」とお願いし資料などを届けました。翌日、委員会で報告があるものと期待していましたが、「取り上げない方がベターだと判断した。」との報告でした。理由は、「シンシアは民間、高温で処理し(ダイオキシンは)発生させない。通常業務と理解したので、取り上げるといたずらに危険性をあおるので」とのことです。 ダイオキシンの影響は自分の代にとどまらないから怖い ダイオキシンは自然界にはなく、塩素を含んだプラスチック類を燃やした時に発生します。がんの発生率や新生児死亡率が高い状況が生まれ、最近では生殖ホルモンかく乱物質としての害が指摘されるなど、人の健康や命にかかわる深刻な事態が生まれています。 今日の技術水準だと、どんな物質が出るかわからないから怖いものだという指摘です。だからこそ、ダイオキシンを発生させないようにすることが大事です。そのためには、分別をしっかりして何でも燃やさないことです。 大阪・豊能と能勢両町では、何でも燃やしていたため大量に発生したのです。 その高濃度に汚染されたダイオキシン汚染物を、毎月30トンづつ焼却することは、住民にとって大きな心配事です。 ましてや、ダイオキシンの被害は自分の体だけでなく、子ども・孫・ひ孫と代々影響は受け継がれていく程、さらにひどくなるというのですから、今すぐに何らかの影響がでないから仕方ないでは済まされません。 住民の不安解消のためにも、きちんとした説明をするべきです。 品川区は、積極的にシンシアやおおさかの施設組合に説明をせよと働きかけるべきです。
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