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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2004年4月18日発行
第818号


ダイオキシン問題「報告・懇談会」
大阪のゴミは大阪で処理を
自治会連合会は説明会を区に要請すべき

 ダイオキシンに汚染されたゴミを八潮団地のそばの(株)シンシアで処理する問題を、みんなで考えようと開いた『報告・懇談会』に大勢の住民が参加しホッとしています。

 「大阪のゴミは大阪で処理するのが当たり前」「区長も都知事も受け入れないようにしてほしい」など、たくさんの意見が出され、一緒に運動をしようと確認されました。

八潮だけの問題ではない

 「これが認められれば、全国のものがくる。能勢町の問題だけだはなくなる」「八潮だけの問題ではない。もっと広く知らせて運動しよう」など、たくさんの意見が出された『報告・懇談会』は、継続した、住民が広く参加できる会をつくることも一致されました。 この懇談会を準備する中で、自治会連合会にも参加を働きかけてきました。何人かが参加していただけました。参加者から「区は、窓口を連合にしている。区の考え方を聞くためにも、説明会を開くのが大事だ」「連合といっても入ってないところもある。しかし、窓口の役割を果たしてもらいたい」などたくさんの意見が出されました。

自治会連合会は住民の要請に応えてほしい

 ある方は、「自治会の集まりでフライデーの記事を見せたら、ビックリしていた。自治会長は『説明会があったはずだ』というと、住民の方たちは『知らない』というやらとりがあった。会長は『私が尽力しましょう』と言った。」と、具体的な話を紹介しました。

 また、別の方は、「今日、参加した方は各自治会に持ち帰り、伝える活動が必要だ。」との発言もあり、とても心強く感じました。

 今は、自治会の総会を開く時期です。その場で、この問題を知らせてみんなで「中止」を求めると大きな力になります。区や都に求めていきましょう。

八潮は人が住むところでなくなる
羽田空港再拡張  中央環状品川線

 「八潮は人が住むところでない」と誰かが言ったそうですが、それにしても、ダイオキシン問題や中央環状品川線問題、羽田空港再拡張問題など、健康に被害をあたえる排気ガスが今以上に深刻になる計画があります。区議会の区民委員会で報告がありました。

 4月12日に開かれた区民委員会で、中央環状品川線問題、羽田空港再拡張問題の報告がありました。

 中央環状品川線問題は、今月中に東京都に対して「環境影響評価準備書」に対する区の意見を提出するに当たって、事前に議会に報告と意見を求めたものでした。

 質疑の中で、自民も民主も、生活者ネットもくるまの交通量の増加による排気ガス汚染が広がることを指摘しました。今までの姿勢が変わりました。その理由は、五反田地域で11町会連名で反対の声が上がったり、意見陳述では19名が見直しを求めた発言をしたといいます。

 しかし、交通量の増大で大気汚染が深刻になることが予想されます。

 また、羽田空港再拡張問題の報告もありました。これは、24時間稼動をめざして離発着の幅を広げようとしているものです。現在は、離陸だけでも1時間に28本くらいありますが、滑走路を沖合いに拡張して八潮の上空を通るようになるといいます。

 拡張は千葉の上を通過する分散案も提案しています。しかし、これは八潮の上空を通過するため、また騒音(77〜82デシベル)に悩まされるようになります。

 南は、「数年前に滑走路が沖合いに展開されて静かな生活が確保され、ホッとしていたのに、また、上空を通過するのは認められない」と発言すると、区は、「(環境が)逆戻りになる。千葉のように環境を守れと言いたい」と発言。南は「心強い。みんなで応援するから頑張ってほしい」と発言。

 しかし、このような計画が次々にすすめられれば、八潮は健康で安心して住めないところになってしまいます。

 大きな声で、反対したいです。