異常な暑さが続いているわけは・・ 100mもの高層ビルがたち並ぶ 気象観測が始まって以来の「39・4度」という余りの暑さに驚いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 なぜこんな暑さになるのか、「フェーン現象」では済まされない深刻な問題があると思います。 道路の舗装、高層ビルの林立と廃熱の増加などにより、東京の平均気温は過去100年で2・9度も上昇していると言われています。 ヘ―ッと驚きますが、品川区内を見回しても品川駅東側港南口から天王洲、東品川など海側に連続して高層ビルが立ち並んでいます 高層ビルの開発が異常気象を作る? あるTV番組で、31h(東京ドーム6個分)の汐留開発地区の海側と内陸側で気温を測ると、海側は41度、内陸側は44度、同じ時間で測定して4度の差があったと報道したそうですが驚きです。汐留開発は、ヒートアイランドを押さえるために蓄熱されない素材で道路を造ったり、放水機能を設備するなどの配慮がされている計画になっていたようです。 しかし、現実は3度もの温度差があるというのですから、この暑さと開発は無関係とはいえないと思います。 開発により、 「東京ウォール」と言う言葉をご存知ですか? 海沿いに立ち並ぶ高層ビルが壁になって海風がこなくなり、暑い街になっていることを言うそうです。「街がきれいになった」「東京の新名所ができた」などと言っていられない問題です。 クーラーをつけなくても快適な睡眠が出来るように――がみんなの願い 開発をこれからもどんどん進めていけば、30年後の東京の気温は40度を越えるともいわれています。そんなことになったら、ますます住めない街になるだけです。 私たちの願いは、快適に安心して安全に暮らせることです。寝苦しい夜、夜通しクーラーをつけ続けなければならないとか、そのために風邪をひいたり気になって熟睡できないなど色々な問題があります。 それらを全部解消できるようにしたいものです。 少子化ショック!厚生委員会 7月27日に開かれた厚生委員会で、就学前児童の推移という資料が示されました。 それによると、昭和50年の人口を100(36万弱)とすると、平成9年まで下がり続け31万5千人が底になり、それ以降は、わずかな増加傾向で、16年度は32万8千人となっています。 しかし、区民人口は着実に増えているものの、人口に占める5才児未満の割合は低下の一途になっており驚きです。昭和50年の人口を100とすると、この時の5才児未満の割合は8・6%ありました。それが、今年は4・1、半減です。 国も、区もさまざまな保育を展開していますが、その効果は現れていないと言えます。 年金問題をみても、少子化を抜本的に改善させなければいけないことが明確になっていますが、すべての分野でいえるのではないでしょうか。 一方、女性の社会参加が増え続けていますので、子育てしながら仕事や活動が出来るように、当事者の望む体制をきちんとつくるべきです。 |