大阪産ダイオキシン汚染物 嫌だの声が大きく広がって
品川処理はあきらめて大阪の地元処理に?

 大阪のごみをなぜ品川で処理なのか?――という基本的な問題で、今年の2月以来八潮地域を中心に大きな運動が広がりました。10月8日に環境省が施設組合など関係者を招集して開いた会議では、無害化処理を現地でどこまで安全な処理が可能か検討することになりました。

 大阪の施設組合がダイオキシン汚染物を500キロも離れた八潮に運んで焼却処理するという前代未聞の計画は、ようやく中止になったという報告をします。

環境省が入った会議で決まる

 10月8日に、環境省は、大阪府、豊能町、能勢町、施設組合などを召集してダイオキシン汚染物処理をめぐる問題を協議しました。

 その内容については、10月12日に施設組合より品川区に報告があり、南も資料としていただいたので皆さんにお伝えします。

 (1)施設組合は、クボタが提案している品川区内での外部委託処理が厳しい状況となっている、今後、現地処理、外部委託を含めてクボタに検討させる。

 (2)環境省から、焼却施設内汚染物の無害化処理をできる限り現地で行なう、現地どこまで安全な処理が可能なのか早急に詰めてほしいとの話があり、施設組合としては、クボタと現地の関係者で環境省にも相談しながらつめていくことになった。

という内容です。

 みなさんは、(1)と(2)の内容をどのようにとらえますか。南は、「よかった!」と喜びたいのですが、チョットひっかかっています。
しかし、みんなの運動でここまで追い込んだことは事実ですから、成果を確認していいと思います。

施設組合は最終的にどのように処理をするのか、今後も関心を

 環境省も入った会議は引き続き開らかれます。

 どのような処理になるのか、すべて現地処理で済むのかなど、最後まで注目をしていきたいと思います。

大事な教訓を引き出すこと

 南は、この問題を通じて、暮らし方、ごみの出し方を改める必要があると思いました。また、ダイオキシンなどの測定機を設置させること、シンシアと区の協定書に「協議」の項目を復活させることの大切さを痛感しました。今後も頑張ります。