覚えなきゃいけない漢字が1006字から1945字に 誰でも、わが子が友達と仲良く遊び、しっかり学べる学校になってほしいと願っています。品川区教育委員会は「教育改革」として「小中一貫教育」を18年度から全校で実施する計画です。 その内容は、習熟度別教育などですが、小学校低学年から覚えなくてはいけない漢字がグッと増えます。漢字嫌いを増やすだけという心配もあります。 党区議団が開催した教育懇談会は父母、教師、PTA関係者、教育研究者など大勢の参加がありました。 毎日の宿題に悲鳴 参加したあるお母さんの発言は深刻さを実感しました。学校選択制で少なくなった学校に通っている2年生の子どもさんは、漢字だけでも毎日たくさん出るそうです。その量は31字で、書くだけでも大変なのに覚えるのはもっと大変。親として勉強についていってほしいと願うから、毎日家庭で見ているが、とても大変のこと。こんな教育でいいのかという問題提起です。参加者はみんな驚いていました。 義務教育の9年間に1006字が1945字に増える 先にご紹介したお子さんの実例のように、今でも大変なのに覚えなくてはいけない漢字が倍近く増えることになります。 学習指導要領は覚える漢字を、小学校は「書き」825文字、「読み」を1006字に、中学校は「書き」を1006字、「読み」を1945字としています。 しかし、品川区の「一貫教育」は、小学校6年間で覚える漢字(825字)を4年生までに、また、中学校の「書き」(1006字)は5年生までに習得するとしています。 国語教育の専門家は、漢字の成り立ちを知ることで覚えやすくなると言いますが、詰め込み教育ではそのような指導の時間は取れないだけでなく、漢字嫌いを増やすだけではないでしょうか。 日本の重要な文化の漢字をもっと大事にする教育を求めたいです。 ダイオキシン汚染問題 1376筆の署名を提出 11月13日(土)午前10時半に訪問する約束で、前日の夜11時に八潮を出発しました。「ダイオキシン汚染について考える会」の4人と一緒に車で南も同行しました。 窓越しに見えたドラム缶 施設組合のある能勢町には13日の朝6時頃に到着。要請行動の始まる前に、施設内を案内してもらいました。汚染物の入ったドラム缶は外から窓越しに見えました。汚染土壌はビニール袋に入れて保管施設に積み上げられていました。 施設組合は能勢町が見渡せる丘の上にあります。焼却していたときは煙が丘のしたの農地や人家の上に降り注いだことが想像できます。 汚染物を「外部委託しない」とは絶対言わない 考える会の方たちの要請には、施設組合の今泉環境監、進藤事務局長、高木総務課長が対応しました。 まず、南から訪問を受け入れてくれたお礼を述べ、会の代表世話人の針谷さんから1376筆の署名を手渡し、要請内容の「八潮での処理は中止していただきたい」と伝えました。施設組合の環境監は簡単に経過説明し、10月8日の環境省が招請した会議で「処理は出来るだけ地元で行なう」こと、その準備を進めているということでした。汚染度をどの程度まで下げられるかが注目されていますが、必ず限界はありますので、外部処理はなくならないと思います。 また、1時間半の間、施設組合の3人からは「外部委託はしない」とか、「品川区には持っていかない」などの発言は一言もありませんでした。一部でこの問題は終わったとされていますが、けっしてそうではないと実感しました。最後までこの処理の成り行きを見守っていくために南は、今後も情報提供していきます。そして、みなさんと一緒に「これ以上、八潮の空気を汚さないで」の声を出し続けていきます。 |