南大井3・4丁目雨水調整池浸水対策工事現場を視察
完成は2年後(07年3月)

「雨が降るたびに店の中まで水浸し」と困りはてた住民。日本共産党は苦労していた住民のみなさんと一緒に運動し、都に雨水調整池を作らせる約束を2年前に実現。5月2日その工事現場を視察しました。

雨水調整池とは、降った雨を一時的に溜め込んで浸水被害を防ぐための地下プールで、南大井4丁目鈴が森公園の地下に13.4mと32.6m四方、深さ16mの大きさ、貯留量は3.2立方メートル、また、道路下の貯留管の600立方メートルと併せて3,800立方メートルになります。

当日、現場で下水道局南部事務所の工事第二課係長さんから説明を受け、16m下まで降りて見てきました。早期の完成が待たれます。

町内のあちこちで浸水

3年前(02年)の8月の集中豪雨で14件の浸水被害が発生しました。

また、南大井3丁目の大井変電所付近では変電所内の雨水が施設内にしみこまずに溢れ出て周辺のお宅に被害を与えていました。

都に対策必要と要請し改善を約束

日本共産党は早速周辺を調査し、区の担当課と住民と一緒に現地調査を行いました。また、秋田かくお都議が開催した東京都下水道局の集中豪雨対策「クイックプラン」の学習に参加して、南大井地域の被害実態を紹介し対策の必要性を求めました。

その後、都は緊急クイックプランに盛り込んでいなかった南大井の対策を予算化し、今日の工事に至っています。

下の図は、設備のイメージ図です。
点線は既設設備です。そこから新たに集水管で地下に浸み込んだ水を集めてマンホールにためる。さらに貯留管で調整池に水を誘導します。調整池に溜まった水は一定の時期に既設の下水道管に排水される仕組みです。

鈴が森公園は工事が終了すると元の状況に戻ります。
桜の木やケヤキなどの大木があり、お花見の時、落ち葉の季節など、一年中通して楽しめるので街のみなさんに親しまれている公園です。
元の姿に戻すというので安心しました。