ご存知ですか?中央環状品川線(高速道路)が 「これ以上、八潮の空気を汚さないで」という声をたくさん聞きます。今でさえ八潮団地の周辺には湾岸線や首都高速1号線が走り、清掃工場が品川・港・大田の4ヶ所に火力発電所と民間産廃施設があり、それらから出る排気ガスが、八潮の空気を汚しています。 環状品川線ができたら、大量の排気ガスが出るため、その影響は深刻です。 八潮換気所などをウォッチング 環状品川線計画のコースを自分たちの足で歩いて見てみようと、5月7日に八潮団地北からウォッチング開始。ふじた美佳さんも参加。 秋田かくお都議の説明によると、大井清掃工場前に環状品川線が地下から地上に出てくる計画になっていますが、その場所を図面でも確認しました。さらに北に向かって歩き、八潮北換気所を確認。そこは、大井火力発電所の入り口付近です。現在は舗装はしてありますが広場のようになっています。計画路線は、八潮北換気所を過ぎると地下に入り、目黒川に沿って南品川・五反田方面に延びていきます。ウォッチング参加者は一様に「大気汚染が今よりひどくなる」と心配の声をあげました。 交通量は2・2倍に この計画は渋滞解消策だといいますが、今までも道路をつくれば車が集中し、また渋滞が起こり・・を繰り返してきました。以前も報告しましたが、環状品川線計画により通過する車は山手通りを併せて2・2倍にもなります。排気ガスによる汚染は深刻です。 ヒートアイランド現象や地球温暖化問題もこんな計画をすすめれば、悪化するばかりです。 税金の使い方から見て も問題あり この計画は4千億円を予定。しかし、すでに工事中の新宿線は都営地下鉄大江戸線が持ち上がってしまう恐れがあるために、薬剤を大量投入することになり、当初計画より予算額を増やさざるをえません。このような工事は何があるかわからないので、予算額が増えるのは当たり前という状況です。品川線も4千億円ですむとはいえません。 その4千億円のうち都は1250億円を負担するとしています。本来なら500億円でいいのにです。石原知事は、山手線の内側をさらに開発できる地域として指定する「センターコア」構想を発表。 都税をおしげなく投入します。その計画の一環です。 住民と議会の二枚舌問われる自民・民主・公明 この計画は、まず都と区の都市計画審議会にかかります。昨年9月の区計審(区レベルの都市計画審議会)で自民・公明・民主の各議員は賛成。10月に開いた都計審(都レベルの都市計画審議会)でも自公民の都議は賛成でした。 自公民の各都議は、五反田地域の11町会挙げて取り組んだ「見直しを求める請願」に紹介議員になったのに、審議会では計画に賛成をするという『二枚舌』です。環境が大きく破壊されること、税金の使い方に住民の関心が広がっていることなど、これらの議員の態度はあまりにも不誠実だという声が出ています。 これ以上の大気汚染はいやだ」の声を大きく広げよう 八潮は、今でさえ空気が汚れているます。それなのに汚れを加速させる品川線計画は見直すべきではないでしょうか。 住民の声を大きく広げ、健康を守るために必要な運動を進めましょう。 日本共産党もがんばります。
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