子育て支援求めて保育料の値下げを提案 第二回定例区議会で、共産党区議団は今回も子育て支援を提案しました。ところが、自民・民主・公明各党は道理のない理由で否決してしまいました。子育て支援に消極的な姿勢ありありです。 いまだに合計特殊出生率の改善なし 合計特殊出生率の発表が6月2日にありましたが、昨年と同じ1・29でした。 国が法律をつくってまで少子化対策を進めているのに、ほとんど効果が現れません。不況打開や女性の働く条件の改善、子育て費用の負担軽減などの整備なしには産みたい気持ちを大きく膨らませられません。 子育て支援に本格的に取り組もうとしない他党 区議会の厚生委員会が7月4日に開かれ、党区議団が本会議で提案した『保育園保育料の引き下げ』を求めた条例改正案を審議しました。 共産党の提案理由は、少子化に歯止めがかかっていないだけに、自治体として積極的にいろいろな支援策を進める必要があること、今回は、経済的な負担軽減策を取り上げたと説明しました。 説明後、自民党議員は、区が昨年10月に保育料を改正したが、値上げ前の少子化傾向はどうだったのかと質問。また、保育料を上げていない他区は少子化が止まっているのか、などと質問しました。この発言は、本気で少子化対策を進めようという意思がないことを物語っています。 また、海外調査に行くための理由付けと受け取れる発言(「海外のほうへ調査に行くんじゃないかというようなことを少子化対策というようなことでも検討課題に挙げてきております。」)までしました。 公明党議員の発言は、「区が保育料値上げをしたのはそれなりの理由がある。」と擁護? 区民が重たい負担に泣かされていることを知らないはずはないと思うのですが、この方も本気で少子化対策を進めようという意思は感じられません。 区民連合議員は少子化の原因が保育料にあるとは思わないなどと発言し反対しました。 自民も公明も民主も反対したために、委員会では否決されました。 共産党の保育料引き下げ提案は 党区議団の提案した保育料引き下げは、昨年10月以前の保育料に引き戻すものです。 昨年は9%値上げしました。戻すための予算額は7300万円ですが、今年度分は半年分の3650万円です。 実施時期は値上げして1年経つ10月1日です。 フランスやスウェーデンに学び少子化克服をすすめよう フランスは、10年間で出生率を1・65から1・9に改善されましたが、それには家族養育手当てや育児休業基本給付金などの経済支援をすすめました。また、政府・企業・家族が一体となって取り組む機運を作りました。スウェーデンでも同じで、仕事をしながら子育てするのが当然という考え方です。 日本も早く同様に進めたいものです。 「つくる会」の教科書を採択させない運動を 区教育委員会を傍聴して、子どもが学ぶ教科書がどのように決まるかをしっかり見届けましょう。 教科書は、教育委員が各教科ごとに内容を検討して決めます。 教育委員会は、次の日程で開かれます。
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