憲法9条はわたしたちの宝 憲法9条を守る運動を、今年こそ大きく広げていきましょう。誰でも出来ることからはじめていきましょう。例えば、条文を読む、感想を言うなどです。ご一緒にはじめませんか。 憲法9条は人類に与えられた贈り物 みなさんはご存知でしょうか。 日本の憲法9条が世界のさまざまな国や団体で高く評価されているのを。 たとえば、04年7月アメリカの平和のための退役軍人会決議は、「9条が戦争による支配を法の支配に置き換える地上の生きた模範であるというあなた方の考えを共有する」と述べています。 05年6月に開かれた国際民主法律家協会大会は、「人類は戦争のない21世紀をつくることを悲願としており、その悲願は第9条に表された法的な原理に支えられている。第9条は人類に与えられた小さな包みに入った贈り物。その宝物を壊してはならない」と決議しています。 05年7月に開かれたGPPAC(武力紛争予防のためのグローバルパートナーシップ)は、「規範的・法的誓約が地域の安定を促進し、信頼を増進させるための重要な役割を果たしている地域がある。9条は、アジア太平洋地域の安全保障の土台となってきた」と評価しています。 日本だけでなく世界の宝として9条が大きく評価されているのを知って、改悪させてはいけないという思いが改めて大きく沸いてきます。憲法改悪をさせない運動を、世界の流れとして確信を持って広げたいとおもいます。 世界中でイラク戦争 反対が圧倒的 昨年末に、アメリカのブッシュ大統領が「イラク戦争開始の理由にした大量破壊兵器の情報は誤りだった」「イラク攻撃を決定した責任は私にある」と発言しました。 南は驚いて聞きましたが、「戦争はいやだ」という世界の声に耳を傾けざるをえなかったのだと思います。 今日、国連加盟国は191ヶ国ですが、イラク戦争に賛成している国は49ヶ国12億人。一方、反対している国は142ヶ国52億人と圧倒的に多いのです。 「戦争はいやだ」という当たり前の声をもっと大きく広げ、宝物の「9条」の持つすばらしさを広げていきましょう。 『9条の会』が各地に 誕生しています 昨年の夏、作家の井上やすしさんや澤地久江さん、大学教授の小森陽一さんなど9人の著名人が発起人となって講演会が開かれましたが、全国各地で9条の会が誕生したそうです。 南大井でも『南大井9条の会』が昨年発足し、講演会やそれぞれの思いを語り合う会など定例的に開かれています。国民一人一人が意識的に、和やかな中にも凛とした思いを持って日本国憲法を守る行動に参加することが大事ではないでしょうか。 みなさんの住んでおられる地域でも『9条の会』をつくってみませんか。 草の根の運動「平和だいすき」に出演 品川区内で、平和をテーマに毎年12月に「平和だいすき」が開催されています。 南は親しい友人と朗読を楽しんでいますが、このイベントに参加しました。今回は、戦後60年を振り返って、戦争に至った時代はどんなだったのか、その時代に逆戻りさせないと強く訴える構成劇の朗読を担当しました。従軍慰安婦やマーシャル群島で悪戦苦闘した兵士の体験談、荏原の空襲体験談などです。 南部合唱団が時代を通して歌い、ソプラノ歌手のともおか有紀さんが平和の歌アベマリアなどを歌い、平和な時代に生きている青年にバトンタッチするなどの構成劇でした。地域の中で草の根の運動で平和を語り広げる「平和だいすき」。みんなの力で大切にし、続けていきたい取り組みです。 |