すごいフランスの少子化対策 先進国のフランスで「子だくさんを復活させた」と連日新聞でフランスの各種対策内容が大きく報道されています。日本では考えられない施策がたくさんあり、つい「うらやましいー」と思ってしまいますが、生かせるようにしなくてはいけません。 30種類もの家族手当 30種類もの家族手当があることににまず驚きます。 日本の児童手当に相当する「家族手当」は第二子以降に支給されますが、額は月15,000円で、期間が20才までです。そして第三子は20,000円。 その他の手当ては、乳幼児手当、在宅保育手当、新学年手当、子どもに付き添うための手当、家族住宅手当などです。日本には児童手当しかありませんので、大きな差があること歴然です。児童手当の対象はようやく小学6年生までに広がりましたが、それでも月額5,000円で、第三子は10,000円です。品川区は、来年度予算で国の事業に上乗せして所得制限を外し、すべての子どもが受け取れるようにしますが額は変りません。今までより改善され多野は事実ですが、更なる改善が必要です。 国だけでなく企業も財政負担 驚きの二番目は、財源です。 もともと企業が出生率を上げ、労働力を再生産する目的で家族政策を作ってすすめ、それを国が制度化した経過だといいます。したがって、政策の中心の家族給付は財源の6割を企業が負担しています。 それに比べて日本は、企業に負担を求めるどころか減税です。さらに、非正規雇用を是として際限ない優遇です。こんな状況では財政的にも行きづまってしまいますので、国は企業に負担を求めるべきです。 品川区の子育て支援策 区は子育て支援に取り組んでいるものの極めて弱いのが実態です。 ご承知のように保育園を利用して「オアシス」事業など在宅の方への支援や、小学6年生までの「こどもすこやか医療費助成」など進めていますが、やはり区民が切実に求めているのは経済的支援です。 本会議で子育ての経済的支援せよと質問 区は3年前に保育料を27%も値上げすると決め、初年度に9%の値上げをしました。これでは経済的負担を一層増やすもので子育て支援に逆行ですから、少なくとも値上げした分を元に戻すべきです。 それをしないで経済的支援の必要性をいったとしても本物にはなりえません。議会で撤回するよう求めます。 介護保険料の引き下げを求める署名をしてください 「品川の介護をよくする会」(代表 権守光夫)が運動している署名『介護保険に関する請願』を品川区議会に提出します。 区に保険料の値上げはしないで――の切実な声を受け止め、負担解消を本格的に取り組むよう求める運動です。 みなさんのご協力をお願いします。 第一次の提出はすみましたが、審議は2月27日なので当日の朝までなら間に合います。 お持ちの署名がありましたらご連絡をお願いします。 事務局 そういえば・・。 区議会の自民と民主が、子育て支援をテーマにして海外調査を強行したと聞くけど、今回の区議会ではその成果を持って質問するのかなあー? (区議会ウオッチャー氏) |