子どもの教育環境をととのえてほしい 5月31日、品川区教育委員会は八潮地域の5小中学校の一貫校問題で連合自治会をはじめ、各自治会、交通防犯協議会、防災協議会、青少年対策地区委員会の役員、各学校のPTA会長各位に対して、説明会を開きました。南も参加しました。 前日の30日には5校の父母を対象に説明会をしたといいますが、すでに八潮地域の小中一貫校構想は始まっているという印象を持ってしまいます。それでいいのか、もっと、地域に暮す多くのみなさんの意見も聞く中で考えなければいけないと思います。 一貫教育というが競争教育 数年前から始まった学校選択制は区民の一定の支持がありました。今年4月からはじまった一貫教育は、聞こえはいいが子どもにとって本当にいいことなのかがわからないという声を聞きます。 内容は、小学1〜4年生、5〜7(中学1年のこと)年生、8(中学2年)〜9(中学3年)年生に分ける。習熟度に応じた教育もする。品川区独自の市民課をつくり、英語を小学1年生から教えるというもの。しかし、英語の授業は外国人、担任は不安だといいます。何人もの子どもが英語塾に通い始めたそうです。何のための学校なのかと思います。 習熟度教育は理解度に分けたグループで学習しますが、5〜7年生が一緒のグループになっているため7年生は辛い気持ちを抱えています。 『教育のつどい』に参加したある母親は、「辞書を調べて漢字の練習を嫌がらずにやっていたのに、3年生になったら覚える漢字がたくさんなので勉強をしなくなった」といいます。中学3年生までに覚える漢字を小学5年生で全部覚えなくてはいけなくなったのです。こんな教育は勉強嫌いになるだけです。 一貫教育は、私達の願いと大きくかけはなれています。 中央環状品川線の説明会が開かれる 東京都は、6月5・6・7日、品川区内の学校で品川線建設の説明会を開催しました。南は、5日に参加。80人ほどの区民が参加しました。 都は、映像もつかって説明をした後参加者から質問を受けました。9人から質問や意見が出されましたが、共通しているのは「これ以上の大気汚染はいやだ」というものでした。 環境悪化しないと繰り返すがデーター示さず 喘息をもっているという方は、「団地周辺に落ちている木の枝を利用して写真立てなどをつくっているが汚れがひどく、セロテープが付きにくい」と発言。「早朝の空気がさわやかでない」「家具の裏にすすがたまるほど空気が汚い」など環境を心配する意見が多く出されました。 都は、NO2や浮遊粒子状物質は道路が出来る10年後には「技術革新されるので低減できると予測されている」と説明しました。予測の話ですから、どこまで信頼できるかは不明です。車の排気ガスの浮遊粒子状物質については対策がとられはじめていますが、NO2はこれからの課題です。ましてや大型ダンプや商業用車はまだまだ手がつけられていません。充分な根拠も無いまま大丈夫だというのは無責任です。 納税者としてこれ以上の税金(4000億円)は使ってほしくない また、「2500億円もの都民の税金が投入される工事なので、これ以上使ってほしくないという気持ちから発言したい」として発言した方もいました。品川線の前の区間・新宿線は当初予算が5800億円だったのに実際は1兆円を越えているので、品川線にも同じようなことが起きるのではないかと心配する意見でした。 都は、予定していた出入り口を五反田一ヶ所にしたこと、(換気所などの)用地の買収を少なくし公共用地を利用するようにしたなど説明しました。 首都高速 中央環状品川線アンケート ご協力ありがとうございます(中間報告) 区議会で新しい担当になりました
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