障害者控除制度を活用し大幅に減額できました
19万923円(課税額)→61800円(元の額)に

高齢者が住民税増税で悲鳴をあげているニュースが多く取り上げられています。南も先週のニュースで活用できる控除制度を紹介しました。今週は、相談を受けて実際に活用できた方を紹介します。

障害者手帳を持っていたことで減額になる

東品川在住の75才の男性は、届いた住民税通知を見て10倍になっていることにビックリ。区議団に相談にきました。 

 この方は、障害者5級に認定されており障害者手帳を持っていましたので、控除対象者であることがわかりました。担当窓口に行き申し出ると、職員は「すぐに申請してください」と書類を示し、そこに名前を記入しました。手続きはそれだけで完了し、元の10分の1の税額に戻りホッとした表情になりました。

 障害者と認定されていれば、ほとんどの方が控除の対象になります。

障害者手帳は1級から7級までの方に交付されます。

わずかな年金なのに大幅な負担増

この方は一人暮らしで、住民税は非課税でした。年金収入は218万円でそこから公的年金等控除120万円を引くと、所得は98万円で課税対象になります。それが10万円余の税額になったのです。

昨年と比べると、住民税は0円だったのに1万円余に、国保料は1・6倍、3年後は3倍、さらに介護保険料は1・4倍、3年後は1・9倍になります。全くひどい話で、何と19万円を越える負担になります。年金が1円も増えないのに税額だけが増えるのです。「誰が決めたんだ」という怒りの声が広がるのも当然です。

 暮らしを守るために、大いに怒りの声を一人一人が出すことが大事です。共産党も先頭に立って頑張ります。

品川区のプール管理 安心安全に使えるために

埼玉県ふじみ野市の市営プールで起きた事故。ニュースを心がつぶされる思いで聞きいたことと思います。繰り返さないために、各地で安全確認作業が求められます。

 品川区は区民に一般開放しているプールと、学校教育のプールと2種類ありますが、どちらも改めて安全点検が必要です。教育委員会に聞きました。以下、紹介します。

 まず、学校プールです。、対応した庶務課長は、「排水口を二重構造(になっている学校は13校)にするよう指導があり、古いプールはそうなっていないので、現在は調査をして改修に向けて検討中」だとの説明でした。

 また「プールの底にある排水口に取り付けてあるフェンスはねじで固定している。」「排水しながらプール使用はしていないのでありえないが、特に、小学校低学年の危険回避のために排水口の管にさらにフェンスを取り付けて安全対策をとらなければいけないと思っている」とのことでした。

 また、「夏休み中のプール指導の際には、毎日、あるいは休憩中に教員が水の中に入り点検をしている」と説明。

 さらに学務課長に聞くと、「排水口に取り付けている金網は毎日点検するよう指示を出した。」といいます。

 区民に一般開放している区民プールについて、生涯学習課長に聞くと、「昨日(8月1日)、一般開放の前に点検しました」との説明でした。

 とりあえず安心できる(?)のでしょうか。絶対に事故を起こさないための取り組みが大事です。