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2004年6月20日発行 第74号 ryo@nakatsukaryo.net |
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政務調査費でキャバレーetc・区民への経過の説明と謝罪を 東京地裁判決 この裁判は品川区民オンブズマンの会が自民党品川区議団に対し01年度の政務調査費の一部をキャバレーやカラオケバーなどに充てた8件、31万円余を違法支出として、区に返還を求めていた行政訴訟。今年4月東京地裁は「区政の調査研究目的にそぐわない場所での支出」と違法支出の判決を下しました。 判決後、マスコミも一斉に報道。日本テレビやフジテレビでも取り上げられ「区民の税金をいったいなんだと思っているのか!」と怒りの声が広がっています。 自民党区議団は区民への説明と謝罪を・党区議団の見解を発表 2001年度、自民党品川区議団が政調費で利用した店(一部)
区民が納めた税金を調査の名目でキャバレーやカラオケバーなどの「飲み食い」に使うことは言語道断です。(上表参照) 党区議団は6月16日付で見解を発表。区民に対する経過の説明と真剣な反省を求めました。(全文) 反省見られない自民党の態度 自民党区議団は5月4日付けの品川新聞にコメントを発表。その中では… 「(品川区民オンブズマンの会は)何かの意図を感ずる住民訴訟や住民監査請求。また共産党HP(ホームページ)にも同様な主張がされています。自民党品川区議団は使途基準に従い政治活動を行ってきたと考えます。しかし、区民に誤解を招きかねない部分があったことは真摯に受け止め、政治家に与えられた政務調査とは何かを議会全体で改めて検討いたします」と説明しています。 「使途基準に従った」しかし、判決直前に31万円を区長に返還 自民党品川区議団はコメントの中で「使途基準に従った」と説明し、まったく反省していません。一方で判決直前の1月13日に「内部調査の結果、誤解を招きかねない不当な支出であったと認められるの」とし問題の31万円余に利息を付けて区長に返還しています。 なぜ「政務調査費の使い方に問題があった」「今後キャバレーなどには使いません」と反省の弁がないのでしょうか。 「区民に誤解を招きかねない」というが 政務調査費の使い方を「誤解」しているのは自民党区議団の方ではないでしょうか。 判決の中でも、景気動向調査の名目でキャバレー通いに政務調査費をあてる事は違法支出であると下されています。「区民に誤解を招きかねない」と区民に責任を転嫁させることなど、とんでもありません。 裁判中も「敗訴回避」 裁判中も自民党区議団は「交付された政務調査費がどのように使用されたかについて知らない」と繰り返し主張。会議の具体的内容や出席者などについて明らかにしませんでした。このことに対し判決文では「(自民党)品川区議団は、自ら最終的には政務調査費の使途に問題があったことを認めざるを得ない状況に至る事態であったにもかかわらず、自らそれを明らかにすることをせず、訴訟の終局が近づき、使途に問題があったことが白日の下にさらされる可能性が生じるや、他の会派も同様の支出を行っている旨の主張をしたり、最終的に問題となった政務調査費の語句一部を返還することで、敗訴判決を回避したものであるかのように感じられるのは無理からぬところである」」と批判しています。判決を真摯に受け止め、区民への経過説明と反省を求めます。 なかつか亮
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