「来年度予算では大規模開発を見直し、くらし、福祉の充実を」…日本共産党は11月30日、高橋区長に2002年度予算要望書を提出しました。議員団からは沢田英次、桜井恵子、南恵子、宮崎克俊、菊池貞二、鈴木ひろ子、飯沼雅子各区議、共産党からは後藤均地区委員長が参加、区側からは高橋久二区長、浜野健助役、市岡雅史企画財政課長が出席しました。
区長に要望書を提出する党区議団
要望書は1.中小企業を区内産業の主役と位置付け支援を、2.区民の生命とくらしを守る福祉の充実を、3.大規模開発でなく住宅安全を中心としたまちづくりをなど5つの柱、108項目の具体的要望からなっています。
区長は「立場の違いもあるが、検討したい」と述べました。懇談の中で議員団から「区営住宅は多数の区民が望んでおり、競争倍率も高くなっている。ぜひ建設するべき、と考えるがどうか」との要望に区長は「区内には3000戸の都営、区営住宅があり足りている。新規の区営住宅建設は考えていない」。また党区議団から「ゲートシティには110億円もの税金を投入し、大企業のオフィスビルをつくるより区営住宅をつくるべきだ」との発言に高橋区長は「再開発は防災上からも重要だ。再開発で住宅をつくっている」と主張しました。
一方、「小中学校の普通教室クーラー設置をぜひ」との要望に区長は「今後検討する」と答弁。また、「低所得者を対象にした介護保険料の減免制度が当初、1200名の見込みが120名程度で1割程度しか、対象になっていない。改善すべきでは」との求めに区長は「今、検討をしているところ」と注目される発言をしました。
<参考>
2002年度予算要望書